佐賀県武雄温泉・東洋館からのお知らせブログです
by toyo-kan
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4月から6月にかけて開催した武雄温泉まちなか陶芸祭では、
多くのお客様に武雄の焼物を見ていただくことができました。
6月の陶芸三夜待では、佐賀県立九州陶磁文化館 鈴田由紀夫 副館長から、
約400年以上さかのぼる武雄の焼物の歴史、しだいに磁器の生産量がふえていくなか
「二彩唐津」や「緑彩」「鉄彩」「象嵌」「刷毛目」といった数多くの陶器の名品が
武雄で生産されていたこと、今まで唐津焼の一部とみなされていたために
その独自性や産地としての認識や評価が遅れたことなどをお聞きしました。
歴史的価値からみても、そして今後の武雄の窯業の発展のためにも、
古い武雄の焼物を「古武雄」、武雄の焼物を「武雄焼」と称してはどうかとの
力強いエールをいただきました。
伊万里港から出荷されていた有田焼が「伊万里焼」や「古伊万里」と呼ばれていたことや、
有田に隣接する焼物産地の長崎県・波佐見焼が長い間「有田焼」とみなされていたことなど、
ひとつの呼称が定着するまでにはさまざまな曲折があるものです。 まづは、私たちから「武雄のやきもの」あらため「武雄焼」なのです。
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