志田焼資料館(武雄温泉から車10分)
塩田町は旧長崎街道の宿場町で、有明海の干満の差を利用した舟による流通にも適していたため、当時は大変な賑わいでした。近くの志田地区では、18世紀半ばより「
志田焼」といわれる焼き物の生産が盛んに行われていました。
通りに立ち並ぶ、往時の姿そのままの「
志田の蔵」は、焼き物蔵らしい風格と、どっしりとした梁が見事。向かいの「
志田陶磁器株式會社」では、現代陶芸作家の代表的作品や、東海道五十三次の大絵皿など見ごたえのある品々が並ぶギャラリー、食卓を楽しく演出する食器などをご覧いただけます。「
志田焼の里博物館」は、昭和初期まで使われていた焼き物工場で、火鉢や大皿などの大物を生産していただけに、とても大きな窯を見ることができます。