1973年 内戦下のカンボジアでアンコールワットをめざしていた
一人の青年が消息を絶ちました。
武雄市出身の報道カメラマン・一ノ瀬泰造さんです。
武雄市に住む父・一ノ瀬清二さん(2001年没)と母・信子さん(2018年没)は
必死の思いで息子の無事を祈り、救出のため各方面に協力を働きかけました。
安否が定かでない中、ふたりのもとには、彼の仲間によって極秘に守られた
泰造さんが撮ったたくさんのネガが戻りました。ご両親は自宅に暗室を設け
ネガを現像し、写真を通して息子の視線、息吹を追い続けました。
「地雷を踏んだらサヨウナラ・一ノ瀬泰造写真・書簡集」「遥かなりわがアンコールワット・一ノ瀬泰造写真集」「一ノ瀬泰造ぼくが愛した人と村」などの著書により
一ノ瀬泰造の写真や生き方は世に知られるようになり
没後50年たった今なお、新鮮さを失いません。
写真の他、遺品のカメラやヘルメットなど親族が保管するものも展示。
没後50年記念 一ノ瀬泰造展前期2023年7月1日(土)~7月23日(日)
後期2023年7月29日(土)~8月20日(日)
日~木9:00~17:00 金・土9:00~18:00
武雄市図書館・歴史資料館 (当館より徒歩15分) 観覧無料 会期中無休