早いもので、今年も余すところ半月となりました。年の瀬になると目に付くのが、
干支モノです。有田や伊万里、武雄の窯元でも、イヤープレートやイヤーフィギュアを製作するところが増えてきました。毎シーズンのコレクターも多いのではないでしょうか。自分の干支年だったり、特別な節目の年だったりすれば、なおさら思わず欲しくなってしまうものです。
来年は、亥年。写真は、品格ある絵付けが魅力の有田の窯元、
館林喜助工房の干支ぐい呑みです。
佐伯チズさんの著書『きれいになる「お取り寄せ」』でもご紹介されている窯元で、佐伯さんご愛用の「水引き草」シリーズの器は、やはり東洋館でも人気商品です。永年使ってもまったく飽きがこない、器として使われることを意識した洗練されたデザインと構図、そして手描きならではの味わいはさすがです。毎年出される干支の平鉢とぐい呑みは、伝統の絵付けの技を用いながらも、ちょっとはずした感じが楽しいです。