TAIZO+TAKEO展が開幕し、町の中いたるところに、たくさんの写真が展示されています。これらは、全国から寄せられた一般公募作品です。
最初の日曜、写真展を見に来られた貞包 勝さんは、今写真展に6~7点をご出品され、そのうち1点が見事「市長賞」をご受賞されました。日頃からお年寄りをモチーフに写真を撮られることが多いという貞包さんは、「最近は’おばあちゃん’がいる風景は、だんだん少なくなってきていますね」と、武雄温泉新館に入賞作品を見に行く途中、当館展示のご自身の作品の前でお話くださいました。ご入賞、本当におめでとうございます。
TAIZO+TAKEO展開催期間中は、さまざまな関連イベントも行われています。
1日~4日には、コズミックシアター(大阪)による朗読劇「”フリーランサー”泰造と母」が、
TAIZO展会場や
まちなか案内所がばいなどで行われました。
武雄神社の大楠で行われた朗読劇では、若者らしい向こう見ずな好奇心とむきだしの野心、戦場で感じる絶望感や恐怖、フリーカメラマンとしての喜びと戸惑い、カンボジアの人々に向けられた愛情、そしてご両親との家族の絆が、一ノ瀬泰造さんと母・信子さんの言葉で
情感たっぷりに表現され、まるで泰造さんがそこにいるかのようでした。
カンボジアの森の中の多くの遺跡は、長い年月をかけ木々の根に覆われ、そこに流れていた時間とともに封じ込められたかのように佇んでいたのを思いだし、樹齢3千年の大楠の下で、あたかも一ノ瀬泰造さんが生きていた時に連れ戻されたような気がいたしました。
TAIZO展 前期・11月1日~14日 後期・11月16日~30日(15日は入替のため休館)
TAIZO+TAKEO展開催中は、たくさんの
関連イベントや市内飲食店での泰造さんも愛したベトナムやカンボジアの食も楽しみです。
お問い合わせ先・TAIZO+TAKEO実行委員会
TEL:0954-23-7766 E-mail:taizotakeo_info@yahoo.co.jp