一ノ瀬泰造写真展TAIZO展の後期が始まりました。
後期の作品は、戦場の生々しいすさまじさ、戦争の恐ろしさを伝える写真が多く見られます。その一方で、戦争のさなか、たくましく生きる子供たちの写真も多く、そのくったくのない笑顔が、戦場の悲惨さとは対照的です。
初めて一ノ瀬泰造さんの写真に出会ったのは今から約7年前、今回展示の
橋本文夫さんによるプリント作品でした。もちろん武雄出身の戦場カメラマン・一ノ瀬泰造さんの名前は知っていましたが、生の写真を見たのはそのときが初めて。あまりの力強さに圧倒されました。
会場の歴史資料館には、泰造さん愛用のブーツやヘルメットなどの遺品とともに、直筆の手紙なども展示されています。故郷・武雄での写真展のせいか、泰造さんの存在をとても強く、身近に、リアルに感じます。
TAIZO展は12月9日まで。 どうぞ、お見逃しなく。