有田町歴史民俗資料館では、現在武雄市で行われている武雄出身の戦場カメラマン・一ノ瀬泰造写真展
TAIZO展(12月9日まで、武雄市歴史資料館にて開催)と同時開催の企画展、一ノ瀬泰造写真展
『有田の匂い』が行われています。
泰造さんは、学生時代から有田の撮影を自らのライフワークとして取り組んでいました。戦場カメラマンとして活躍中、一時帰国の折にも有田の窯場、磁石場、古窯跡などの風景や、焼きもの職人、陶器市のにぎわい、人々の日常生活を撮影しています。昭和40年代の有田を写した約100点のモノクロ作品には、細やかな観察力と、人々を見守るあたたかい視線によって捉えられた、生き生きとした「有田の匂い」が感じられます。
’戦地の人々’と’有田の人々’というまったく違う環境を撮影したものでありながら、
どちらの作品からも共通して感じられるのは、泰造写真特有の空気や視点です。
TAIZO展(12月9日まで期間延長)と比較してご覧になると、
一層楽しめるのではないでしょうか。
一ノ瀬泰造写真展『有田の匂い』は、11月30日まで 月曜休館 観覧無料
有田町歴史民俗資料館の紅葉も見事に色づいています。