佐賀県武雄温泉・東洋館からのお知らせブログです
by toyo-kan
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有田の九州陶磁文化館では、特別企画展「土の美 古唐津」が開催されています。1580年代から19世紀までの古い唐津焼を体系的に紹介する今展の展示物のうち、約4割が武雄周辺で焼かれた陶器です。このことは唐津焼の変遷の歴史のなかで、武雄のやきものが果たした役割の大きさを示していると学芸員の方が説明してくださいました。
有田を中心とした磁器の生産に伴い、初期唐津(絵唐津)が衰退する一方で、1600年代初頭の武雄周辺の窯場では、三島や二彩唐津といった陶器の生産が始まります。
それらは、磁器では表現することができない陶器の特性をいかした大胆な技法をもちいた、大らかで斬新なものばかりです。現在の武雄のやきものの特徴のひとつでもある”多様性”の原点ともいえる、先人陶工たちの豊かな創造力を見ることができる展覧会です。
土の美 古唐津 -肥前陶器のすべてー は11月9日(日)まで
佐賀県立九州陶磁文化館(当館~有田はJR18分) 9:00~17:00 観覧料・大人620円そして武雄では、篤姫展の文字が青空にはためいています。
この秋 武雄では、NHK大河ドラマ篤姫展が開催されます。日本が鎖国していた時代、長崎の警護役を務めていた第28代武雄領主・鍋島茂義公(1800~1862)は、いち早く蘭学を取り入れ、領内で西洋式砲術や種痘の接種、火薬の製造などさまざまな分野で、時に佐賀本藩に先んじて研究開発を行いました。琉球を支配下におく薩摩もまた軍備の面で蘭学を学ぶ必要があり、両藩の間には交流があったというわけです。
NHK大河ドラマで使用の篤姫の衣装や小道具などの展示とともに、開国前夜、すでに外の世界に目を向け、新しい知識や技術を導入した武雄領主のパイオニア精神を感じ取っていただければと思います。 篤姫展は、11月1日~14日(期間内無休)
武雄市図書館・歴史資料館(当館より徒歩13分)9:00~17:00 入場無料
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